インポテンツは克服できる

インポテンツとは

 

インポテンツという言葉は誰もが知っていると思います。これはドイツ語の「Impotenz」のことで略称のインポの方がよく使われているかもしれません。

 

 

定義では「性欲、勃起、性交、射精、極致感のどれか1つ以上欠けるか、不十分であること」とされており、どちらかというと侮蔑的な意味にとられやすく、最近の日本では、正確な表現として「勃起不全」や英語の「Erectile Dysfunction」を略した「ED」と呼ぶことの方が多いかもしれません。

 

 

いずれにしてもインポテンツは、男性の性機能障害の一種ということになり、陰茎の勃起が不十分で満足に性交の行えない状態となります。

 

 

勃起困難や硬度不足などの他に、勃起維持も診断基準となっているようで、これは性交の途中で充分な勃起を維持できずに、性交渉が完了しない症状となります。

 

 

インポテンツに悩んでいる人は、加齢と共に増加傾向となり、心因性の場合は若年層にも多く見られますが、器質性の場合は特に50歳代以上に多くなります。

 

 

日本など先進国では健康寿命が長いので、永く性生活を楽しみたいと考える老年者も多くなり、インポテンツが一層気になる要因とも考えられます。

 

 

1998年、第8回国際インポテンス学会での発表データによると、罹患率は40歳代前半で16%、40歳代後半で20%、50代歳前半で36%、50歳代後半で47%、60歳代前半で57%、60歳代後半で70%と、加齢と正比例していることがわかります。