インポテンツは克服できる

危険な因子

 

いずれにしてもインポテンツは男性の大きな悩みのひとつとなるわけですから、原因を調べ、有効な治療を行わなければなりません。

 

 

危険因子として多いのが、高血圧、動脈硬化、ホルモン異常である男性更年期障害だと考えられており、その他にも、糖尿病、末梢血管障害、多発性硬化症、鬱病、腎機能障害など、いわゆる慢性疾患が原因となる場合もあります。

 

 

タバコの影響も心配されますが、アルコールでは短期的な影響意もさることながら、長期的に勃起に悪影響を及ぼす可能性があり、いってみれば、生活習慣病(成人病)が危険因子だということになります。ちなみに会陰部の血管や神経を長時間圧迫する長時間の自転車運転なども危険とされています。

 

 

以前では、前立腺肥大に伴う除去手術でもインポテンツになりやすいとされていたようですが、最近では手術のレベルが向上しているので減少しています。内視鏡を使った「経尿道的前立腺切除術」ならインポテンツの発症率は10%未満とされ、直腸癌の手術でも、自律神経を温存したケースで17%程度に留まっているそうです。

 

 

心因性のインポテンツでの危険因子は精神的ストレス、性に対する偏った教育環境、性行為に対する自信の喪失などが挙げられ、特に新婚初夜で性行為に失敗すると「新婚勃起障害」となります。最近ではテクノ症候群によるインポテンツも増加しています。